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現実世界に、私は飽き飽きしてたんだ。
要らないものばっかりで、面倒くさいことが山ほどある世の中。
そんな世界に、欲しいものなんて殆ど見つけられなかった。
お金が欲しい、服が欲しい、誰かに強制されなきゃいけない、何かをしなくちゃいけない…
そんなの、本当にうんざりだった。
自分だけ不幸な人間みたいな顔をして、悩みが無いように見える人間を馬鹿にして。
誰かと比べなきゃ、自分が保てない世の中なんて、こっちから願い下げ。
でも、ホントはね。
分かってた。
そうやって逃げてること。
見下していれば、自分が傷つかずに済むこと。
一番の被害者面をしてるのは、私だってこと。
そんな自分が嫌で嫌で、どうしようもなく、逃げ出したかった。
弱い自分を、他人に曝け出す勇気が無くて、それでも家族は優しかった。
何度も怒られたし、厳しかった。
こんな家に生まれなきゃよかった!って、何度も思ったよ。
けどね。
一番優しかったのも、この場所だから。
いつだって、笑顔で「おかえり」って言ってくれたから。
私はそれを、忘れることは一生ないから。
だから、ごめんなさい。
弱い自分に、負けたこと。
逃げてしまったこと。
もう、逢えなくなるね。
今まで迷惑かけてごめん。
これからは、私を記憶から抹消して、新しく生きてください。
私が忘れなければ、それでいいから。
現実逃避の、その先に。
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