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「…、…あったか…い」
え?暖かい?なんで?だってベッドに入ったんだから、もう朝のはずだよね。
確かに起きたんだけどなぁ…。あれは夢?
早く学校行って英語の勉強しようと…
「もしかして寝坊した!?」
そう声に出してベッドから跳ね起きた。と思った。
「……え?」
目を開けてまず最初に入ったのは、自分の膝にある金髪。
続いて右側の温もりと、青くボタンの多い軍服。その人の手は陸の腰に回っている。
上手く頭が機能しない。
此処何処ですか。というかこの人たちは誰ですか。
しかもこの状況じゃ動くに動けない。
唯一自由な頭を動かして、とりあえず時間を確認しようとした。
のだけど。
「ナニゴデスカ、アレ…」
見つけた時計には奇怪な文字が綴られていた。
全く読めなかったが、見慣れている数字を適当に当て嵌めて3時ということにした。
……3時って!!
だって朝…、え?学校に行く途中だったのに!むしろあれが夢?
あ、駄目だ。わかんなくなってきたよ。
「ん~~っ」
その声に陸は身動きを止め、自分の膝にいる人物を見る。
彼は器用に寝返りを打ち陸に擦り寄った。
無邪気としか言いようが無いその寝顔に、思わず笑みが浮かぶ。
なにこの可愛い顔!!
褐色の肌が健康そのもので子供っぽい印象を受けるが、手や喉は男だった。
なんとなく頬を撫でると、男性とは思えない程ツヤツヤで羨ましい。
髪の毛も綺麗だし。
くすぐったそうに身をよじるから面白かった。
暫くそうしていると、首に何かが触れた。
なんだろう、と振り返ると目の前に顔があった。
しかも飛び切り美人の。 思わず目を擦って現実のものか確かめてしまう。
膝の彼とは対象的に雪のように真っ白な顔で、不健康にみえる。
綺麗、とか美人という言葉が似合う人だ。
男がこんな美人だと不公平な気がしてならない。
肩にかかる茶髪のそれは傷みが全く無かった。
つい、一束手にとってまじまじと見つめてしまう。
コンディショナーは何を使っているんだろう。
というかどんな手入れをしたらこうなるの?
切実に教えてよ。
ぱっ、と手を離すと、茶髪の彼と目が合った。
「私に見惚れていましたか?」
「え、うん。いや、はい」
反射的にそう返すと驚いたような顔をされ、そのあと微笑んだ。
わー美人、と心の中で感動しそのあとふと我に返った。
「開口一番にそれって珍しいですね」
だって自分よりも遅く起きたのに。
さらっとキザな台詞を言えちゃうなんて日本人には考えられないよ。
「…面白い人ですねぇ、リクは」
髪を触りながら、頬を撫でられる。
まさに神業だった。だってごく自然にそういうことが出来るんだもん。
そうして気付く。お互いの距離が近いことに。
それを意識した瞬間、顔が真っ赤になって勢いよく離れた。
途端に、膝の上から金髪の彼が転げ落ちる。鈍い音がした。
「いて…ぇ」
「あっ、ごめんなさい!」
「頑丈ですから平気ですよ」
ソファから落ちないように身を乗り出して、床にいる彼に声をかける。
すると起き上がってくれたのでほっとした。んだけど。
痛い、を連発しながら頭を擦っている。
「大丈夫ですか?!どこ当たりましたか?」
「へ?」
体勢そのまま彼の頭を掴んで、ぐいっと引き寄せる。
後頭部に触れて感覚で確かめても、一応こぶらしきものはなかった。
良かったぁ。怪我してたらどうしようかと思ったよ。
ほっと息を吐くと、目の前にある眼に凝視されていた。綺麗な蒼だ。
「きれー」
「…いや、俺はいいんだが。なんか近くないか、リク?」
なんで自分の名前を彼らが知っているんだろうと思いつつも、彼の言葉の意味を考える。
近い?そーいえば顔全体が辛うじて見える状態だけど…。
「キスでもするつもりですか?」
「!」
その言葉を理解して、軍人さんにした様に勢いよく離れる。
顔には再び熱が集まっていた。
ひ~、熱いよぉ!
ていうか大胆すぎでしょ、自分!
そんな子に育てた覚えはありません!!
パニックに陥り、一人でツッコんだ。脳内で。
どーも、おひさな更新です。
口調とか最早適当ですね。会話も意味不明なものが多いし。
説明入るつもりだったとかすっかり忘れてましたから笑
ていうか、ピオニーとジェイドの名前忘れてるし苦笑
脳内は、元いた世界と今の世界がごっちゃになってます。
だから忘れちゃったんだよ。うん。
でもさ、起きたらいきなり美人の二人に囲まれてたらこんな落ち着いてらんないですよね。
寝顔見れるとかラッキーなヒロインだよ…くそぅ!
この会話で、少しはヒロインの天然っぷりが表れたかな?
ジェイドの顔が目の前にあってですよ?
向こうから行動起こされるまで、至近距離で見つめあえるんだもん。
凄い子だよ。うん。ねぇ?(ぇ
ファンダムやってて気付いたんですけど、
陛下の歳って36歳で、ジェイドって35歳なんですよ?
一個違いだって。ビックリだよね!!?
幼少期にそれにコンプレックス持ってたらいいな
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